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補足です(これまた無駄に話が長い)
説明しよう!

昨日の記事に「フェーシング」とか「タップ」等の用語が出てきましたよね。
はて?フェーシングとはなんぞや?タップは?という方のために補足説明。


フェーシングとは、「面出し」のこと。
自転車はパイプを組み合わせて溶接したものであり、自転車のフレームにおいてはそのパイプの両端がむき出しになった箇所が2つあるんです。

上の画像は昨日のものと同じですが、どの箇所かわかりやすいように赤丸をつけました。

画像右側の赤丸の部分にはフロントフォーク(フレームの上にある特大の音叉みたいなやつ)が入ります。
そしてそのフロントフォークを支えるために「ベアリング(軸受け)」にあたる「ヘッドパーツ」っていう頼もしいヤツが、パイプの上下に圧入(圧力をかけて入れる・・・そのまんまだな・・・。)されます。
その上下のヘッドパーツが平行ではなく斜めに入っていると、フロントフォークを回転させたときに引っ掛かりを感じます。

簡単に(超大げさに)言うと、ハンドルを切りたいのにかなりの力を入れないとハンドルが回らない状態になります。
「スムーズにハンドルを切るために=気持ちよく自転車に乗るために」そのパイプの上下の平面を出す。
それがフェーシング、多分「パイプの顔(「ちっとツラ貸せよ」の面、顔のことですね)を出す」的なニュアンスの言葉でしょうね。
ま、フェースの意味は顔だけでなく「面」({めん}ではなく{ツラ}と読んだらあなたは立派なヤンキーです)の意味もあるでしょうし。

実はこのフェーシング、赤丸の2箇所のどちらにも必要な作業なんです。
どちらのパイプも、使うパーツによっては高い精度の平面が出てないと困ることがあるので。




じゃあ「タップ」って?

まあまあそう焦りなさんな。


「タップ」というのは、ネジの山を修正する工具の名前です。
「タップを立てる」とか言ったりしますが、「タップでネジ山を修正する」って意味です。
実は画像中央の赤丸のパイプの内側にはネジが切ってあるんです。



でも、既製品として加工されているのならそれ以上の加工って必要ないのでは?


残念ながらそうでもないんです。
多くのフレームは塗装がされています。
場合によってはねじ山に塗料が乗っていたりします。
その場合はもちろん、邪魔な塗装を落とすという意味でタップを立てます。
もちろん他の理由でもタップの必要性があったりしますが。


しかし!ここで忘れてはいけないことが一つ!
フェーシングやタップ立てをしたからって、はたしてどれだけ変わるのよ!


ん〜、どれぐらい変わるんでしょうね。
まともなフレームの場合、仙人か聖人でない限り体感できるほど変わらない事が多いと思います。

しかしこのフレームの場合は違った・・・。

ある意味ではこのフレームの為に特殊工具を買ったようなものですから。

フェーシングやタップ立てと言うものは「転ばぬ先の杖」だと思っております。
精度が出てなかったが為にパーツの寿命を縮めてしまった・・・、なんてこともあります。

これから自転車を組まれる皆さん、高いパーツを使う時ほど高い精度が要求されることをお忘れなく。
| 自転車 | 09:25 | comments(0) | - | -
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